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騙されなかった東京の裁判員

先日、「無策な弁護士に利用される嘱託殺人と精神鑑定」と題して記事にした事件について判決が下されました。高野隼一被告に、東京地裁立川支部(阿部浩巳裁判長)は懲役16年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡しました。弁護側は嘱託殺人の成立を主張しましたが、阿部裁判長は「被害者が自ら死を望み、殺害を依頼する状況にあったとは考えられない」と否定しています。

交際相手殺害に懲役16年判決、嘱託殺人を否定(YOMIURI ONLINE)

そもそも私は「ボダだから殺しても構わないという裁判員の判決」という記事で、嘱託殺人が認定された裁判に対して疑問を呈したのですが、上記の事件では真っ当な判決が下されたと考えています。ただし、全ての殺人事件の量刑が低過ぎるという考えも持っていますが。福井県民の裁判員のように東京都民の裁判員は騙されませんでしたね。国選弁護人かもしれませんが、もう少し理にかなった主張はできなかったのでしょうか。

 
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2016-11-21 : 境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害(BPD) : コメント : 0 :

ボダだから殺しても構わないという裁判員の判決

犯罪者はまんまと裁判員を言いくるめました。福井県で昨年3月、赤トンボ研究の教え子だった菅原みわさんを絞殺した元福井大大学院特命准教授の前園泰徳被告に、懲役3年6月(求刑懲役13年)が言い渡されました。入子光臣裁判長は嘱託殺人罪を適用しています。裁判員は、自分達が下した判決の意味を理解しているのでしょうか。ちなみに、邪魔になった愛人を殺した元大阪府警阿倍野署巡査長の水内貴士被告には、懲役18年が言い渡されています。それでも軽過ぎますが。

教え子殺害に嘱託殺人罪を適用 元准教授に懲役3年6月判決(福井新聞)

正直言って驚きました。私は「福井大・赤トンボ殺人事件で精神科医2人が正反対の証言」という題で記事にしていましたが、5回も菅原さんを診察した精神科医の証言を無視して、被害者に会ったこともない精神科医の証言を信用したのです。これではボダなら殺しても構わないと国家が認めたに等しい判決です。PTSD、C-PTSD、心的外傷は社会にまるで理解されていません。

相手が「死んでやる!」「殺してくれ!」と言ったという主張だけで、客観的な証拠は何一つないのに嘱託殺人が認められました。少しでも精神的に不安定な者は殺されても仕方がないということです。事件を起こして立てこもり、同様の発言を行なっている犯人ならば、警察は即座に射殺しても構わないということになります。不倫相手が邪魔になったら殺しましょう。面倒な女は首を絞めてしまいましょう。後から境界性パーソナリティ障害だったと訴えれば良いんです。頭のおかしい精神科医が味方してくれます。

 
2016-09-30 : 境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害(BPD) : コメント : 4 :

福井大・赤トンボ殺人事件で精神科医2人が正反対の証言

元福井大大学院特命准教授の無職前園泰徳被告が、赤トンボ研究の教え子だった大学院生菅原みわさんを絞殺した殺人事件について続報がありました。この事件では嘱託殺人に該当するのかどうかが争われていますが、私は続報を読んでも、犯人の身勝手な主張としか思えません。

検察側証人として出廷した精神科医は、事件前に5回も菅原さんを診断して、自殺願望はなかったとの見方を示しているのに、被害者に会ったこともない精神科医が「菅原さんは境界性人格障害で、死ぬことを望んでいた」という異常な見解を述べています。希死念慮は無意識に隠された負の感情にすぎず、解離症状が伴う境界性パーソナリティ障害の本人が明確な意志として持つわけではありません。会ったこともない人物に診断を下す、こういう精神科医がいるから日本の精神医療は信頼に値しません。

殺害元准教授と教え子は不倫関係 検察側が指摘、福井地裁初公判(福井新聞)

院生殺害、医師2人が正反対証言 被害者の精神状態で指摘(福井新聞)

元准教授被告が供述した殺害当時 2度首絞め失神、最後は楽にしたい(福井新聞)

そもそも、この犯罪者は、犯行後に死因を交通事故に見せかけ「シートベルトが首にくい込んでいる。息をしていない」と伝え、妻に虚偽の110番通報をさせています。ドライブレコーダーのデータの入ったカードや、被害者の携帯電話をトイレに流して廃棄しています。犯人の母親が出廷して「社会復帰後はしっかり監督したい」とは、この親にしてこの子ありと言う他ありません。事故死に見せかけようとして失敗した殺人犯は、社会復帰の必要がない無期懲役刑とすべきです。

 
2016-09-19 : 境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害(BPD) : コメント : 0 :

被害者の「境界性人格障害」を主張した赤トンボ研究の福井大大学院准教授

赤トンボ研究の教え子だった東邦大の大学院生、菅原みわさんを殺害したとして殺人罪に問われた福井大大学院元特命准教授、前園泰徳被告は、福井地裁の初公判で殺害を認め「『殺してください』と頼まれ、首を絞めた」と述べました。弁護側は嘱託殺人罪に当たると訴え、彼女が境界性人格障害(BPD)だと主張したそうですが、ただの殺人を正当化しようという魂胆に腹が立ちます。

元准教授、嘱託殺人を主張 教え子の大学院生死亡(日本経済新聞)

この犯罪者が独身で、殺された彼女と何年間も一緒に暮らしながら、山ほどのDVを受け続け、精神的に追い詰められ、あらゆる努力をしたにもかかわらず彼女を救えなかったという話ならば理解する余地はあります。しかし、この犯罪者には妻子がおり、有利な立場を利用して若い女性と関係を持っただけです。面倒な女が邪魔になったから殺しただけとしか思えません。

「何度も自殺しようとする菅原さんに思いとどまるよう説得したが聞いてもらえず、殺害を依頼されたため、やむを得ず殺害した」という説明が真実ならば、被告には被害者が「境界性人格障害」だという認識はなかったはずです。そういった認識があるならば、希死念虜や感情の激変、スプリッティングについての特性を知っているはずで、なおさら嘱託殺人に同意しないはずです。

「境界性人格障害(正しくは境界性パーソナリティ障害)」は弁護士の後付けだから、嘱託殺人という論理が出てきたのでしょう。被害者にはボーダーの傾向があったのかもしれませんが、被告は感情的に邪魔者を殺害しただけです。取り乱して「殺せ!」とか「死にたい!」と喚いていたら、それで「嘱託」になるのでしょうか。人格障害と嘱託殺人は矛盾する主張です。裁判員や裁判官が騙されないように心から願うばかりです。

 
2016-09-12 : 境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害(BPD) : コメント : 0 :

「かまってちゃん」に対する一般的な理解

愛着障害を抱え、ストーカーに発展したパーソナリティ障害と思われる女性について、行政書士の方が事例を紹介していました。ここに書かれている内容は事実だろうと思いますが、彼女は「二重人格」ではないし、復讐していたわけでもありません。

DV加害の濡れ衣で逮捕!
別れを拒むモンスター彼女の恐怖の罠
(DIAMOND online)

この女性の行為を成人女性として受け取れば、確かに常軌を逸したまとわりつき方です。しかし、この女性の行為を幼児が行なったと捉えれば、特におかしな点はありません。「先に寝ないでね」、「私を一人にしないでね」と甘え、悪い子を演じて試し行為を繰り返すイヤイヤ期を生きていただけです。予備知識のない交際相手にそこまで理解しろと言うつもりはありませんが、こうして「かまってちゃん」と蔑視するだけでは機能不全家族の連鎖はなくなりません。

 
2016-07-01 : 境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害(BPD) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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