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愛着障害は「死に至る病」

精神科医の岡田尊司氏が「死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威」(光文社新書)という本を出版したそうです。岡田氏は京都医療少年院などで傷だらけの子供達と向き合ってきただけに、不適切な養育によって子供がどれほど心的外傷を受けるか熟知している方です。愛着障害は「死に至る病」だという視点に私も共感します。

現代人をむしばむ「愛着障害」という死に至る病
体と心を冒す悲劇の正体とは何か?
(東洋経済ONLINE/岡田尊司)

(ここから引用)特別な存在との絆である「愛着という仕組み」がうまく働かないと、生存にも、種の保存にも、重大な支障が生じるのである。全身傷だらけになりながら、自傷や自殺企図を繰り返すのも、稼いだ金の大半を、吐くための食品を買うためや、飲み代やホスト通いに費やすのも、物や金の管理ができず、捜し物と借金に追われ、混乱した人生に沈むのも、原因のよくわからない慢性の痛みや体の不調に苦しむのも……、そこには共通する原因があった。

自己肯定感を持ちなさい、などと、いい年になった人たちに臆面もなく言う専門家がいる。が、それは、育ち盛りのときに栄養が足りずに大きくなれなかった人に、背を伸ばしなさいと言っているようなものだ。(ここまで引用)

自己肯定感については当ブログでも色々と触れていますが、私も反省しなければならないかもしれませんね。そう簡単に自分で培えるものではありません。でも、自分の人生を成功させてはいけないという呪縛から逃れるためには、誰かの助けを借りて自分を愛する基礎を作るしかありません。

 
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2019-10-18 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

親に対する殺意が「無敵の人」の原因

かつて、通り魔を計画したことがあるという男性、中村カズノリ氏のインタビューが「文春オンライン」に載っていました。機能不全家族で育ち、親から虐待を受けていた生育歴があり、「最期に一花咲かせたい」という衝動に駆られていたそうです。

私は「精神障害者が加害者であるという視点」で「身体能力が逆転したから両親が攻撃される側になっているだけで、被害と加害の実態は何も変わっていないはずです」と述べていましたが、中村カズノリ氏は実体験としてその状況を語っています。

「僕も通り魔を計画したことがある」なぜ“普通の子”はモンスターに育ってしまったのか?(文春オンライン)

「被害者と加害者はいつでも逆転する」「僕が家庭で学んだのは、暴力や脅し、親に逆らってはいけないという『家での役割』を重要視した人間関係だけです。許し、許される関係も、安心できる関係も知りませんでした。だから、相手と体力が逆転するタイミングで、被害者と加害者が入れ替わった。中2のときにはかなわなかったけれど、高校になったら父に力で勝るようになりました。ですが、それまで受けた傷が治った訳ではありません」

これほど明確な証言があるのです。大人になった子供が親に暴力を振るう原因は、親自身にあります。にもかかわらず、子供を殺した数多くの親が執行猶予判決を確定させています。裁判官や裁判員は、少しは勉強したらどうでしょうか。元農林水産省事務次官の熊沢英昭容疑者は、執行猶予になることを確信して息子を殺したのかもしれません。

 
2019-08-09 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

悪い団塊世代と毒父の共通点

機能不全家族を形成している毒父には団塊世代が多いと私は感じているのですが、その団塊世代について適確に解説されている文章がありました。常に自分が偉いと思っている「俺様じじい」は本当に迷惑ですね。家族だけではなく、社会が被害を被っています。

ウチの父に見る「悪い団塊世代」の特徴

機能不全家族に育った方がこうして分析すれば、毒親を無視しやすくなるかもしれません。親と心理的に縁を切ったり、遠ざけたりするためには冷静な判断が必要です。感情的になるのはやめましょう。

 
2018-05-01 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

孤独な少女を正しく理解している「にんしんSOS東京」

妊娠して、孤立している女性を継続的に支援する「にんしんSOS東京」という組織(一般社団法人)があります。2015年12月に相談支援窓口を開設し、看護師、保健師、助産師、医師や社会福祉士らが届いたSOSを受け止めているそうです。

虐待、暴力…… 妊娠を誰にも言えなかった「10代女子の漂流」(AERAdot.)

相談は無料で、電話やメールで応対してくれます。特に、以下の4つの機能を担っているという点で、行政などが用意するありきたりの組織や素人公務員とは一線を画しているだろうと私は予想します。親に支配されている、精神的に孤独な少女を正しく理解していると思われるからです。

役割的機能:その子自身の環境や生態系になる:大きな家族だったり親戚だったりコミュニティの代わりになる
情緒的機能:愛着アタッチメントやレジリエンスを助ける
評価的機能:エンパワメントする自己肯定感が高まる
情報的機能:医療・福祉・司法の専門家がいて正しい情報が得られる・道具やスキルが手に入れられる

上記の記事や「にんしんSOS東京」のウェブページを一読しましたが、こうした組織が支援の窓口となることで、さらに支援を得られるのではないかと感じました。東京だけではなく、全国に広がるといいですね。

 
2017-12-10 : 機能不全家族 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

毒親と精神医療に破壊された人生

父親と口論した翌日に警察に逮捕され、閉鎖病棟で暮らす引きこもり男性の話が出ていました。「うつ」や「双極性障害」という非科学的な症状(状況)にすぎない診断。親の同意さえあれば実行できる強制的な閉鎖病棟への隔離。そして何よりも実の父親が息子の幸福を願っていないという事実。様々な問題が見えてきます。

父親との口論で逮捕され閉鎖病棟へ、40代「引きこもり男性」の悲嘆(DIAMOND online)

この父親は、息子を育てていたのでしょうか。乳幼児期から母親に押し付けて、養育を放棄していたのではないでしょうか。金を払えば親としての役割を果たしているとでも考えているのでしょうか。父親の態度からは愛着の欠片も感じません。

 
2017-10-05 : 機能不全家族 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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