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解離性同一性障害(DID)・多重人格者の犯罪

私は、これまでに解離性同一性障害(DID)であると弁護側が主張した事件について意見を述べてきましたが、最近新たな二つの事件について判決が下されていました。強い怒りや深い悲しみなどの心的外傷を負っている者が、事件の加害者となる可能性は低くはないと思います。

司法は、DIDを正しく理解していない精神科医の鑑定に頼るのではなく、心的外傷全般に対する理解を高めてはいかがでしょうか。精神的、身体的、性的虐待を乳幼児期から受け続けた被害者が、その情動を表現した結果として犯罪は起きてしまいます。数多くの刑事事件を理解するために、必ず役に立つはずです。

「窃盗罪に問われた刑事裁判で、東京高裁が解離性同一性障害と認定」(当ブログ)

「私には6つの人格がある」多重人格“和製ビリー・ミリガン”の法廷告白 交際女性を殺害したのは誰だ?(産経WEST)

「別人格が影響」と執行猶予判決 覚醒剤事件で大阪高裁(一般社団法人共同通信社)
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2019-04-15 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :

DV妻の理不尽な暴力は乳幼児期の試し行為

妻から理不尽な暴力を受けた末に離婚した男性の事例が紹介されています。ここまでひどい状況ではありませんが、私も同様のいちゃもんを付けられて、時には暴力を受けたこともあります。数多くのコメントから察すると、表面化していないDV女性はかなりの比率で存在するのでしょう。

結婚5年で別れた銀行員が妻から受けた壮絶DV
殴る、蹴るはもちろん罵倒、監視、締め出しも
(東洋経済ONLINE)

こうした情報では、理不尽な暴力を振るう女性に対する洞察がほとんど見られません。わかりやすく言えば「ボダからは逃げるしかない」といった程度の示唆です。しかし、最近では、子供に対する虐待の背景に、親自身が不適切な養育を受けていた生育歴があると理解されてきています。

運転手に暴力を振るった女性国会議員でも同様の印象を持ちましたが、彼女たちは親から不適切な養育を受けていたのではないでしょうか。殴る蹴るといった暴力だけが虐待ではありません。この世に生を受けて以来、親から操作され続けたら、膨大な怒りを溜め続けるでしょう。その怒りを親に向けることはできず、身近な相手に向けたのだと思います。そして、こうした行為は乳幼児期の試し行為に他なりません。だから、改めて乳幼児期から育てるような対処が必要です。

 
2019-03-18 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :

赤城高原ホスピタルに救出された心的外傷被害者

解離性同一性障害(DID)の事例が紹介されています。心的外傷を負う経過や適切な治療を受けられずに薬漬けにされた状況が語られています。もっと早く赤城高原ホスピタルに繋がっていれば、人生の回復が早かったのではないかと残念に思います。でも、現在は「普通に幸せだと思っています」とのことで、ひとまずは良かったですね。

性的虐待を人格交代で凌いだ女性の壮絶半生
トラウマ治療で乗り越えた48歳女性の軌跡
(東洋経済ONLINE/大塚玲子)

DIDの主な原因は性的虐待であるという事例が、また一つ増えました。情緒的な虐待などの不適切な養育も一因だという証明にもなっています。やはり、DIDの生育歴は共通しているのです。

さて、日本では性的虐待が少なくDIDの原因は性的虐待ではないという自説を岡野憲一郎氏はいつになったら撤回するのでしょうか。「BPDとDIDは、その病態としては、ある意味では正反対なものとして捉えるべきである」とは驚きました。だとしたら、同一人物にBPDとDIDという診断を下している精神科医は間違っているということでしょうか。

客観的な根拠が伴わない主張は科学ではなく、当然、医学でもありません。信頼できる調査が伴った欧米の考え方に抗うのは自由でが、岡野氏は日本における解離性障害の専門家とされている方です(私は甚だ疑問ですが)。岡野氏が日本の心的外傷被害者にとって「障害」とならないよう願うばかりです。

(引用ここから)
第三の可能性はより複雑な問題を含む。それはDIDとBPDが同じ病理の異なる表現形態である可能性である。この場合、DIDのみならずBPDもまたトラウマ由来の障害とみなすことになる。これは Judith Herman(1990)らの提唱した複合型PTSDの概念に顕著に見られる立場である。しかし私個人としては、この第三の見方を極端に推し進めた場合は問題が生じるであろうと考える。
(引用ここまで)

(引用元)岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 精神分析新時代 推敲 58

 
2019-02-06 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :

石郷岡事件が不当判決で決着

あの石郷岡事件(一審千葉地裁:高橋康明裁判長/二審東京高裁:栃木力裁判長)が、極めて不当な判決で確定したようです。映像によって暴行が記録されているのに、このような判決になっていたとは驚きました。

首が折れても暴行ではない…? 石郷岡事件「全てが奇妙な判決」ルポ ブラック精神医療(5)(現代ビジネス/佐藤光展)

私は二つの民事訴訟を自分で闘った経験があるので、裁判や裁判官についてある程度の知見を持っています。今回は刑事事件ですが、この判決には「極めて強度の」疑問が生じます。石郷岡純氏が東京女子医科大学教授であり、数々の学会で評議員などを務めている権威だから、何らかの力が働いたのでしょうか。私は、この国の正義を貶めているのは司法であると、改めて認識させられました。

 
2018-12-30 : 精神医療・精神薬・カウンセリング : コメント : 0 :

性的虐待を原因として殺害したという報道は皆無

宮城県の病院で入院中の祖父をナイフで刺殺した容疑で、孫の萩川未貴容疑者が逮捕されました。検察は、刑事責任を問えるか調べるため、専門家による精神鑑定を行うようです。そう長くはないであろう余命の老人を殺害した理由はなんでしょうか。「この世界から離れたかった」としても、「刑務所に入りたかった」としても、祖父を刺殺する理由にはなりません。

祖父殺害の女を精神鑑定へ(NHK 東北のニュース - NHKオンライン)

毎日のように親族間の殺人事件が報道されますが、警察庁によれば全国の警察が2016年に摘発した殺人事件(未遂を含む)のうち、55%が親族間で起きていたそうです。2013年の殺人事件は親族間が53.5%でしたから、増加傾向にあるといえます。

以前、殺人事件に匹敵する「大阪府寝屋川市監禁事件の真相は」という記事でも触れましたが、数多くの殺人事件の中には性的虐待が原因の場合もあるのではないかと疑っています。社会には性的虐待が多く存在すると推計でき、加害者は闇に葬ろうとする一方で、心的外傷を負っている被害者の潜在意識には殺意があります。しかし、性的虐待を原因として殺害したという報道は皆無だからです。

 
2018-11-19 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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